2024.12.24

鏡リュウジが占星術で読み解く、2025年ビジネス占い 「ホロスコープは、2025年が大変動の年と教えてくれています」

心理占星術研究家・翻訳家 鏡リュウジさん

メディアの「星座占い」の世界で20年以上にわたトップランナーとして著名な鏡リュウジさん。この年末も、女性メディアを中心に「2025年の運勢」企画で引っ張りだこです。じつは、鏡リュウジさん、占い師というより、心理占星術研究家・翻訳家の肩書きが示すように「研究者」とお呼びするのが正しいです

C-stationではこのたび年末企画として、12星座占いを超えて、占星術研究家・鏡リュウジさんに2025年全体のホロスコープを読み解いていただき「2025年のビジネス的運勢」を語っていただくこととしました。聞き手は、女性メディア編集者時代に鏡さんと数多くの企画を担当してきたチーフエディターの川崎、そして長年占い企画チームを組んできたライターの岡本さんで担当。

ビジネスパーソン、マーケターのみなさんにも、占い好きの方・そうでない方、興味のある方・ない方、いらっしゃると思います。ただ、日々、ネット、TVなどあちらこちらに、星占いが流通していることは事実です。仕事で向き合う"生活者"が日々触れ合っている占星術の運勢に、年末だけでも注目してみるのも、またよいものではないでしょうか。

占星術で時代を読む。ホロスコープを読み解くことは無限の謎解き。

心理占星術研究家・翻訳家 鏡リュウジさん

鏡リュウジ 心理占星術研究家・翻訳家
1968(昭和43)年京都府生れ。魚座。国際基督教大学大学院修士課程修了。占星術研究家・翻訳家。平安女学院大学客員教授。英国占星術協会会員、英国職業占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事。占星術への心理学的アプローチを日本に紹介して、従来の占星術のイメージを大きく塗り替えた第一人者。幅広い層から絶大な支持を得ている。著書に『占いはなぜあたるのですか?』『鏡リュウジの占星術の教科書』など多数。

川崎:鏡さんたちとの出会いは、僕が女性誌「FRaU」編集部在籍時の、占い大特集担当がきっかけでしたね。

鏡:かれこれ20年来のお付き合いということになりますね。編集者の川崎さん、ライターの岡本さんと僕というメンバーでいろんな星占いに関する記事をつくらせていただきました。当初、川崎さんは星占いのことはまったくの初心者だったでしょう?

川崎:ええ、もともと占いなんて信じていないし、好きじゃなかった(笑)。でも、FRaUの目玉の1つだし、まあやるか、って感じで。

鏡:ところが川崎さん、ハマりましたよねー、見事に! 『星のワークブック』(*現在は『鏡リュウジの占星術の教科書』として原書房より刊行)という本をつくろうなんて言い出したくらいですからね。

川崎:はい、ハマりました(笑)。鏡さんとお仕事して、僕の中で「星占い」の印象がガラリと変わりましたから。西洋占星術が持つ、西洋の知恵や歴史の奥深さにふれて、これは面白い!と。

ライター・編集者岡本純子さんと心理占星術研究家・翻訳家鏡リュウジさん岡本純子 ライター・編集者
雑誌や書籍、WEBでの編集・ライティング業務に20年近く携わる。取材、インタビュー、特集記事などさまざまなジャンルの記事を執筆。占いが書けるライターとして活躍。

岡本:鏡さんは占い師というより研究者ですね。難しい内容もわかりやすく楽しく解説する達人だと思います。いつインタビューしても話が最高に面白い!

川崎:そうなんです。だから、今回、ビジネスパーソンやマーケターが読者のC-stationでも、ユーザーや読者に、占星術の面白さを伝えられればと、年末エンタメとして企画したわけです。

岡本:占いとビジネスって遠いように感じる方も多いと思いますが、占星術は古くから「時代を読む」ためにも使われてきましたからね。これからの時代がどうなっていくのか、実際のビジネスに役立つ話も、鏡さんからたくさん飛び出てくると思います。

川崎:そこはぜひ聞いておきたいところです。占星術はもともと天文学が基礎にあるんですよね?

講談社C-stationチーフエディター川崎耕司氏川崎耕司 C-stationチーフエディター
FRaU、ViVi、VOCEなどの女性メディア、Hot-Dog PRESS、TOKYO1週間などの男性・情報メディアで長年、編集を担当したのち、2021年よりコミュニケーション事業第二部、2023年よりC-station担当。

鏡:そうです。昔の人たちは星座や惑星の動きを見ることで、自分たちの位置を知ったり、季節の移り変わりを感じたりしていたわけです。それがだんだんと天体現象と実際に起こっている出来事とを結びつけるようになり、予知や予言というものが登場してきた。たとえば、「太陽が月を隠すと王様に不幸が起こる」とかね。

川崎:なるほど。やはり天体の動きというのが、星占いでは重要になってきますよね。

鏡:そう、惑星が主役です。惑星は動きますからエネルギーの源泉といわれ、神々は惑星を支配することで天上界から下界に起こる出来事をコントロールしていたと古くから言われてきました。

川崎:占星術では、惑星が主役で、12星座がメインではないということですね。

鏡:星占いというと、とかく12星座が取り扱われやすいですけど、朝のワイドショーや雑誌、WEBなどで展開されている12星座占いは、占星術のごく一部を簡略化して見せているだけ。占星術はそんなに単純なものではないんです。

天体の動きや位置を示した、円形の図「ホロスコープ」(*次章に2025年のホロスコープあり)を見たことがある方も多いと思います。このホロスコープを知るだけでも占星術の奥深さを知ってもらえると思います。

ここには、「10の惑星」「12の星座」「7つの星の角度」「12のハウス」といった4つの要素が反映されています。それらの意味や象徴をすべて読み解きながら占っていくんですね。しかも惑星は10もあり、そのすべての配置を同時に見て占うので非常に煩雑です。ほとんど無限ともいえるパターンが生まれてきます。12星座占いだから12通りしか占い方がないわけではありません(笑)。まさに占星術は「緻密で知的な謎解き」なんです。

川崎:わかります、僕自身もその謎解きに興味をそそられましたから。

岡本:読者のみなさんのために、それぞれを簡単に一覧にしましょう。以下のようにまとめられます。

●「10の惑星」:太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星
●「12の星座」:牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座
●「7つの角度」:0度、30度、45度、60度、120度、150度、180度
●「12のハウス」:1ハウス「生まれた環境」、2ハウス「金銭と物質」、3ハウス「知性と言語」、4ハウス「家庭と住居」、5ハウス「恋愛と娯楽」、6ハウス「健康と労働」、7ハウス「社交と配偶者」、8ハウス「共有と性」、9ハウス「学問と海外」、10ハウス「職業と地位」、11ハウス「交友関係」、12ハウス「無意識」
(*ハウスについては、この記事では言及しておりません。)

川崎:12星座の個性は、よく知られてますが、惑星や、星どうしの角度にも、読み解くべき象徴や個性があるんですよね。

鏡:そうです。たとえば、仕事運を占うときは水星の位置や角度をみることが多いですね。水星は物事の進捗やコミュニケーションを象徴する惑星です。水星の位置によって、仕事が捗るとか、逆に思うように進まないとか、取引先とのコミュニケーションがどうか、とかね。恋愛なら、愛情を司る金星の出番。金星の位置や他の天体との角度によって、ひとめぼれの予感がありそう!などと星のメッセージを読み解くわけです

川崎:なるほど。惑星の角度についてもう少し解説してもらえますか?

鏡:ホロスコープの図上で2つの惑星の位置関係をみます。たとえば、2つの惑星が接近して、ちょうど同じ位置で重なったときは、「0度」ですよね。この0度に重なったときが、よくも悪くも最もインパクトが大きく、2つの天体の個性や特徴が強く現れるんですよ。

歴史的な事例でいうと、中世ヨーロッパで多くの死者を出したペストの大流行は、1345年に木星、火星、土星の3惑星が0度で重なって以降起きたとされています。

川崎:そういう歴史的な例があると当たっている感じがします。星の動きは未来を暗示しうると思える。

鏡:そうですよね。

ホロスコープから読み解く2025年。交通、流通教育、、大変動の年に。

心理占星術研究家・翻訳家 鏡リュウジさん

川崎:さて、本題の「2025年の運勢」について、お聞きしたいです。女性メディアでも定番の「○○年のあなたの運勢はどうなる?」というテーマではありますが、ビジネスパーソンにとってこそ、来年のトレンドや流れ、世の中のムードや生活の変化といった運勢の流れには関心が強いと思います。

岡本:もちろん占いですから必ず当たるわけではありませんけど、記事を作って、不思議と鏡さんが読み解いた方向に世の中が進んでいったりすると、占いと現実社会がシンクロしている気がしていましたよね。

川崎:そうですね。ぜひC-station読者にも、来年の全体の運勢を伝えられたらと思います。

鏡:わかりました。2025年のホロスコープを作ってきたので、それを見ながら話しましょう。

2025 年 木星・土星・天王星・海王星・冥王星のホロスコープ

鏡:これが、2025年の星の動きを示したホロスコープです。

川崎:太陽や金星、火星といった惑星は出ていないですね。

鏡:先ほどリストで提示した、10の惑星のうち、太陽、月、水星、金星、火星は動きの早い惑星です。これらは比較的パーソナルなことをみるときに使う星々なんですね。日々の気分とか生活の中で起きる出来事とか。さっき例に出した水星で仕事運を占うというのも、毎日の仕事の進捗や成果など、より個人に密接した仕事運をみるときに使います。これら動きの早い惑星を、占星術では「内惑星」と呼んでいます。女性メディアなんかで「自分の運勢」をみるときには、主に内惑星の動きで占っています。

一方、2025年全体の社会の大きな流れや、その中でのビジネスの潮流といったものを占うときは、木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった動きの遅い天体に注目します。これらの動きの遅い天体は、占星術では「惑星」と言います。

川崎:なるほど、それで、今回のホロスコープに太陽や金星は載ってないんですね。

鏡:そうです。では、さっそくホロスコープを読み解いてみましょう。

川崎:お願いします! 今、世界も日本も先が見えない混沌とした時代なので、どんな運勢になるのか、みんな興味を持っていると思います。

鏡:まず最初に、ホロスコープ全体を見て、星座と星座のはざまにある惑星が非常に多いのがわかりますか。

川崎:そうですね、5つの惑星のうち木星、土星、天王星、海王星の4つが星座をまたいでいます。中でも土星と海王星、天王星は星座を行ったり来たりしている!

鏡:惑星が次の星座に移るときというのは、とても強いエネルギーを発揮します。動きの遅い惑星は進みそのものがゆっくりですから、滅多に星座間を移動しません。たとえば木星は1年に1度、土星は2年半ごとに星座を移りますし、天王星は7年に1度、海王星は約14年ごと、冥王星にいたっては1つの星座に12年から38年も滞在します。

なのに、どうです? 2025年はこんなに多くの惑星が星座を移動するんです。しかも行ったり来たりして。

川崎:それを聞いただけでも、2025年はとんでもない1年になりそうです。

鏡:でしょ? 唯一、冥王星が星座の移動をしていませんが、実は2024年の11月に山羊座から水瓶座に移動したばかり。

川崎:なるほど。2024年から2025年にかけては外惑星のほとんどが移動するタイミングということですね。

鏡:はい。大変動の年といえます。順を追って惑星の動きについて説明しましょう。まず1年の運勢の基調を占うときは、木星をみます。木星は1年に1度星座を変えるため、その年の流行や風潮などを占うのに適しています。

川崎:木星は幸運を司る惑星でしたよね?

鏡:そのとおり。でもそれは木星の一面にしかすぎません。木星は良くも悪くも、物事を発展・拡大させる惑星なんですね。だからいい方向に伸びていけば成長を促しますが、反面、拡大しすぎて収拾がつかない、なんてことも起こるわけです。

川崎:なるほど。ホロスコープを見ると、木星は2025年の6月10日に双子座から蟹座へと星座を移動しています。これは運勢にどういう作用があるんですか。

鏡:双子座は人間関係を司る星座であると同時に、物事のスピードを加速させるパワーがあります。2025年の6月までは、この木星のエネルギーが効いていますから、仕事面で取引先とのコミュニケーションは活発になりそう。進行そのものがスピーディーになってくるので、もたもたしていると時流に乗り遅れたり、チャンスを掴み損ねることもありそう。

6月10日以降は木星が蟹座に入ります。蟹座は物事を溜め込む星座です。そのため後半は知識、情報、データ、技術、物などあらゆるものを「ストック」または「インプット」することが開運につながります2025年の場合は、王道や正統派なものより、未開のもの、まだ花開く前の段階、あるいはレアやニッチなものといった少数派に成功の芽がありそう。そこがビジネスの勝敗を分けそうです。

岡本:1年の中で木星が双子座のときと、蟹座のときとで、ビジネスのポイントを切り替えていくことが必要ですね。それが運勢の波に乗る、ということだと思います。

川崎:なるほど。気になるのは、土星と海王星の動きです。魚座と牡羊座の境を行ったり来たりしていますよね。これ、何か重要なことを示していますか?

鏡:おっしゃるとおり。このように惑星が星座をまたいで行きつ戻りつしているときは、このあとに大きな変化が訪れる予兆です。しかも今回は土星と海王星がとても接近しています。土星は現実社会を象徴し、海王星はその真逆で夢や幻想を表し、相反するものが真っ向からぶつかります。これは今まで信じていた世界が崩れるといったことが起こるかもしれません。ちなみに前回、土星と海王星が接近したときは、「ベルリンの壁の崩壊」という出来事がありました。

川崎:今回も同じようなことが起こるのは、ちょっと想像もつかないです......。

鏡:いや、わかりませんよ。2025年はアメリカもリーダーが変わりますし、日本も政治がどうなるか不安定。労働力の減少や移民の問題もあるし、相変わらず自然災害のシグナルも点滅しています。こういう状態のときに大事なのは、いざという事態に備えて、日頃からできる準備をしておくこと。そしてなるべく偏りのない情報収集をしておくことです。

川崎:すでにSNSやYouTubeなどには情報があふれています。

鏡:確かに。でもこの情報の氾濫は、2025年、さらに加速化しそうですよ。7月7日に変革の星・天王星が情報を司る双子座に入ってきます。そうなるとこれまでだったら絶対表に出てこなかった情報が公開されるなど、情報のルールがガラリと変わる予感があります。特別な情報を持っている人がSNSでどんどん発信していける一方手の込んだフェイクの情報も今以上に増えるかもしれません。

われわれ個人レベルでは、いろんな情報源からさまざまな知見やデータを収集して、注意深く取捨選択することが大事。そういうことに無頓着な人と、真剣に考えて実行した人とでは、2025年の収穫に大きな差が出てくるはずです。

川崎:なるほど、情報リテラシーの格差が生じそうということですね。

鏡:また、天王星従来の仕組みを大きく変える天体なので、それが今回、双子座に入ると、双子座が象徴する「初等教育」や「交通」の分野でも大きな改革がありそう。教育の面ではAIなどの導入で学校の授業が激変したり、受験制度などが大幅に改変されたりも。学校の在り方そのものが問われることになりそうです。

交通の分野では、無人運転のタクシーや自動運転の車が一気に増えてくる可能性がありますね。今問題になっている流通にも、画期的なシステムが登場する暗示があります。ドローンで荷物を運ぶことが研究されていますけど、それが一般家庭の実用レベルまでいって、空から通販の荷物が降ってくる時代になるかもしれませんね。

ちなみに天王星が1つ前の牡牛座に入ったのは2018年でした。牡牛座はお金を象徴する星座なんですが、2018年以降キャッシュレスのシステム化が一気に進みましたよね。すでに現金をほとんど持たない人も、多いんじゃないですか? 

川崎:本当ですね。その間に新札も出ました。

岡本:コインもお札も持ち歩かない人が増えて、お財布のトレンドもどんどん小さくてコンパクトになっていきました。 

鏡:流行やトレンドに関することでは、2025年はヒーローものの映画や、強いリーダーが主人公の漫画やゲームなどが大流行するかもしれません。まあ、いつの時代もこの手の主人公ものは人気がありますけど、世界的に大ヒットするようなものが生まれそうです。というのも、牡羊座は「ヒーロー」や「リーダー」を象徴する星座で、そこに社会的な影響力を与える土星、みんなが憧れるようなキャラクターを生み出す海王星が入ってくるからです。新時代のヒーローですから、意外とAIなどを操るスゴいヤツかもしれませんよ

岡本:水瓶座に入っている冥王星についてはどうですか。

鏡:冥王星は「死と再生」を象徴する天体で、物事や状態を刷新する力があります。いったんすべてをぶち壊してゼロにし、一から作り直すパワーをもっているんですね。これが「テクノロジー」を象徴する水瓶座に入りましたから、現代の産業革命ともいえるくらいの技術革新が訪れると思います。生成AIどころではないかもしれません。人手不足を補うためにロボットもどんどん実用化されるでしょうし、今以上にボタン1つで何でもできる時代が来そうです。将来そうなるための研究開発が2025年を皮切りにフルピッチで進んでいくはずです。

2024年のホロスコープで答え合わせ。生成AI浸透し、これまでの政治体制崩れてきた。

鏡:女性誌でもときどきやってきましたが、2024年のホロスコープの答え合わせをやってみましょうか。

川崎:おもしろいですね。2024年の占いの読みがどのくらい当たっていたか、皆知りたいと思います。

2024 年 木星・土星・天王星・海王星・冥王星のホロスコープ

鏡:今回の答え合わせは、一番わかりやすい冥王星でやってみますね。

2024年のホロスコープを見てみると、1月21日から9月2日まで冥王星は水瓶座に一時的に入っていました。水瓶座はテクノロジーや科学を象徴する星座です。のとき僕の肌感覚だと、生成AIが一般的といえる広まり方になった感じがしています。

川崎:そうでしたね。生成AIの、各社ブラウザ、端末への標準装備が進みましたね。

鏡:そのあと、9月2日から11月20日までは、もう一度山羊座に戻っていますね。山羊座は保守的な星座で、どちらかというとデジタルよりアナログな星座。伝統的なものや縦社会といったものを象徴します。

岡本:そうでした。この期間は政治に注目が集まっていた印象です。縦社会を重視する封建的な政界やマスコミへの批判が相次ぎ、政治家の裏金問題などが注目されていました。まさに山羊座が象徴する世界観の崩壊です。歴史のある大きな組織が壊れていく感じがありましたね。

心理占星術研究家・翻訳家 鏡リュウジさん

鏡:こんなふうに占星術は時代を表していると言ってもいいでしょう。ホロスコープを見る限り、まだまだ2025年はゆらいでいる状況が続きそうですが、星は歩みを止めません。時間と共に進行してそれぞれの新たな居場所に落ち着くときがきます。それが2025年の終わりごろから2026年にかけて。そのときの星の配置は今よりもクリアでポジティブになっています。着実にこの混沌から抜け出す方向へと向かっているのは確かです。

川崎:2025年は、2026年からのよりよい流れの準備期間、とホロスコープが暗示している、というわけですね。 それを知れると安心できる気もします。

今日は、ホロスコープが示す、2025年の社会、ビジネスについて鏡リュウジさん、岡本純子にお伺いできました。よろしければ、また1年後、2025年の答え合わせと、2026年のホロスコープ解説にいらしていただければと思っています(笑)。

左から、講談社C-stationチーフエディター川崎耕司、心理占星術研究家・翻訳家の鏡リュウジさん、ライター・編集者の岡本純子さん鏡リュウジさんは、西洋占星術を軸としたスクール『東京アストロロジー・スクール』の代表講師もつとめている。岡本純子さんはそのうち「占いライティング実践コース」(全8回)の講師。すでに8期を終え、2025年1月から9期目がスタート。鏡さんは1回目と8回目に、川崎は8回目にゲスト講師として毎期出演中。

撮影/村田克己(講談社写真映像部) 取材・文/岡本純子 編集・コーディネート/川崎耕司(C-station

川崎耕司 チーフエディター・コーディネーター

C-station責任者。C-stationグループの、広告会社・広告主向け情報サイト「AD STATION」担当。

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